大手5社の金利の平均は、大きい方で計算すると、その平均金利は24%になります。低い方で計算すると、13%になります。
13%というのは問題ありませんが、当たり前になっているこの平均金利の24%ですが、実際これだけ利息を支払う義務はないのです。
現在、日本の法律上では、利息制限法によって規定されていて、借り入れ金額が10万円未満の場合は年20%、10万以上100万未満の場合は年18%、100万以上の場合は年15%、
延滞金は、この1.46倍に設定されています。つまり、これらを超える金額については、支払いの義務がないのです。ただし、支払ってしまったからといって、キャッシング会社側が罰せられることもありません。
正直納得のいかない法律だと思いませんか?「払ったもん負け」のような感じなのです。
また、金融業者は年29.2%以上の利息を受領することは、法律上許されていませんし、これは罰せられます。ですから、キャッシング会社は、最大29%以下に金利をギリギリに抑えているという訳です。
この支払い義務のない金利、しかしキャッシング会社側の設定で支払ってしまっている金利が、グレーゾーンと呼ばれています。
このグレーゾーンに関して、利息制限法の上限金利を上回る返済をした借り手が、過払い金の返還を求める訴訟を、各地で起こしているようです。
当然ですよね。